今巷では気象本が熱いとか熱くないとか…
私も趣味で野菜を栽培しているので、天気はもちろんのこと気温や朝方霜が降りないかとか、湿度はどのぐらいになるのかとか色々と気になっちゃうんですよね。
一時期気象予報士の資格を取ろうかとも思ったんですけど合格率を見てやめました。でも空を見るのは今でも日課ですし、雲の状態で色々なことが分かるようにもなりました。
そこで今回は少しマニアックですが、その筋の人たちに人気の高い気象本を紹介したいと思います。
ひまわり8号気象衛星講座
この本は気象衛星ひまわり8号の世界最先端の性能と、そこから得られる衛星画像の的確な利用と分析の方法を解説しています。
そしてこの本最大の目玉が、ひまわり8号が撮影した画像を収録した付録DVD。カルマン渦やCiストリークなど様々な現象を目で見ることができるマニアにはたまらない逸品です。
一般気象学
「気象学のバイブル」とも評されるロングセラーテキスト。大気の構造から放射、降水、大気力学まで、平易でコンパクトな解説はそのままに、今回の補訂版では地球環境問題に関する記述をアップデート。
気象予報士試験のための知識を身に着けるうえでも最適です。開いてみると方程式が多くて頭がくらくらしますが、試験を受ける方以外覚える必要がないので関心がある項目だけ読むのをお勧めします。
天気図の散歩道
天気図マニア絶賛の名著。
気象庁が発行していた『月間気象』で連載されていたものを単行本にしたもの。今だとコンピューターでデータ管理できますが、昔はこういう紙媒体が貴重なデータだったんですね。
最後に気象現象つながりでオススメの1冊
世界の天変地異
暴風、豪雨、豪雪、極寒、干ばつ、稲妻など、世界中で見られる天変地異を迫力ある写真で紹介したビジュアル書籍。
有史以来一度も雨が降ったことのないアタカマ砂漠、ポルトガルの巨大波、エイヤフィヤトラヨークトル山の噴煙の中で鋭く光る火山雷、アメリカアリゾナ州を襲った巨大砂嵐、地上で最も暑いデスバレーの異世界のような光景など、息をのむような光景がたくさん収められています。
この本を見ていると、昔の人たちは神や龍の存在を信じるはずだわなぁとしみじみ思うとともに、自然への畏敬の念が湧いてきます。
我々は地球の支配者ではなく、いちプレイヤーに過ぎないことを改めて実感しました。