先日ジャガイモの植え付けをしたので記録として残しておきます。
私が育てるのは毎年「グラウンドペチカ」という品種です。別名「デストロイヤー」ともいわれ、非常に珍しい品種のようですね。
北海道や本州では、ほぼお目にかかれず、九州に行くと売っているのを見かけるようです。味はジャガイモとサツマイモと栗の良いとこ取りみたいな感じでとても美味しいですよ。
知人の母親は、このジャガイモの虜になって他のジャガイモをあまり食べなくなってしまい、お裾分けしたものが無くなると催促してくるようになりました(笑)。
私の親戚も来る度に持って帰ります。何も言わないと種芋の分まで持っていこうとするので大変です。ホント「お前ら常識ねーのかよ」という感じです。
種芋の芽出し
植え付けをする1~2週間ぐらい前から種芋を暖かいところに並べて置いて芽出しをします。これをすることで生育が揃うというメリットがあります。しかし必ずしも芽出しをしなくてはならないわけではないので、忙しい方やめんどくさいという方はこの工程を飛ばしてもかまいません。
植え付け
あらかじめ畝建てをしておき、畝の真ん中に15㎝~20㎝の深さの溝を掘っていきます。
掘った溝の中に30㎝間隔で種芋を並べていきます。いちいち30㎝測るのは効率が悪いので、自分の足を置いて数センチ先に種芋を置いていくようにすると簡単に作業できます。
次は種芋の間に肥料を置いていくのですが、肥料が種芋に触れるのはあまり良くないので、先に種芋に土をかけて保護しておきましょう。
肥料は8-8-8の化学肥料と牛糞を使います。画像のように種芋と種芋の間に一掴みずつ置いていきます。ホームセンターなどにはジャガイモ専用の肥料も売っていますので、初心者の方はそちらを使うのが良いかもしれません。もちろん値段はそれなりにしますよ。
ちなみにこの肥料のやり方はあくまでも私のやり方なので、めんどくさい方は植え付けの1週間前に畑全体に肥料を撒いて耕しておく方が簡単かもしれません。
こんな感じに肥料を置いたら次は土をかぶせて埋めていきます。
なるべく上面が平らになるようにならしながら埋めていくのがコツです。
最後に黒マルチを張っていきます。マルチを張る意味は、防寒対策と防草対策です。ですから暖かい地方の方は必要ないかもしれませんが、防草対策にマルチを活用するのはアリかもしれませんね。
こんな感じです。まだまだマルチ張りは下手くそですが、これから技を磨いていきます。ここまでの作業で約2時間かかりました。専業で農業を営んでいる方は多分1時間もかからないで終わらすんでしょうね。
つくづく自分の使えない筋肉に腹が立ちます。そして日々農家の凄さを実感しています。
自然を相手に仕事をするとはどういうことなのか。畑仕事をしていると地球のエネルギーを感じることができます。いや、感じるだけではなく、エネルギーを貰っているんですよね。
とりあえずこれで植え付けは終わりです。後は芽が出てくるのを待ちます。
芽が出てきたらまたブログに追記します。