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リアル花さか爺さん『花見山公園』

福島には本物の花さか爺さんが居ました。

故阿部一郎氏は父親とともに私有地の山を開墾し様々な花木を植えはじめ、昭和30年代に入るとその美しさが話題となり「山を見せてほしい」という人が増えてきたそうです。

そこで、自分達が花で癒されるように、他の人たちの心も癒されるはずだとの思いから、昭和34年4月、一般の人たちに自由に花を見てもらおうと『花見山公園』が解放されました。

しかも現在に至るまで無料です。信じられますか?自分の家の目の前の山を、何十年もかけて丹精込めて創り上げた山を無料で開放しているのですよ?私有地ですよ?

私だったら300円ぐらいは頂きますね。それでも安いと思います。まぁこんなことを考えている時点で私は人としてまだまだ下の下、下等生物です。

写真家の故秋山庄太郎氏は「福島には桃源郷がある」と称賛していました。

桜の季節になると関東一円から花見客が押し寄せ人でごった返します。数キロ離れたところに設置される臨時駐車場には観光バスが大挙して押し寄せ、シャトルバスで花見山公園まで人をピストン輸送します。

その様子を見ている私としては、とても行く気にはなりませんでした。行っても人の頭ばかり見てるようでは意味ないですからね。

「Googleマップを活用」

そして今日、昼食を摂った後にふと「そういえば花見山公園にはまだ行ったことがないなぁ」という話になり、桜の季節も終わったし平日だから空いてるんじゃね?ということで行ってみました。

結論を言えば最高でした!

予想通り人が少なく、ゆっくりと散策することができました。

 

 

初夏に手毬状の花を咲かせる落葉低木。オーデマリ。

 

なんかわからんけどイイ感じ。

 

左が八重桜。右の薄ピンクの花が咲いている木は「天の川」という桜だそうです。

 

先を歩いていたおじさんが「3股に分かれている松葉は珍しいよね」と言って見せてきた松葉です。確かに3股は見たことないかも。なんか珍しい松なんでしょうか。

 

頂上から見た福島市。高い建物は無く、お世辞にも栄えてるとは言えませんが愛すべき街です。

この頂上にはTOKIOが植えた桜があるはずなのですが、これといって表示しているわけではないので、どれがそうなのか分かりませんでした。しかしそれでいいと思います。

山を下りている途中どこかの家からクラリネットを吹いてる音が聞こえてきて、もの凄い幻想的な雰囲気になりました。トトロでも出てくるのかと思いましたよ。あれまさか仕込みじゃないですよね?

帰りにボランティアの案内人の方から「今度は桜の季節に是非おいでください」と言われましたが、そんな勇気はありません。意味わかんないぐらい混むらしいので…

私はいつでも来れるので、シーズンをずらして人があまりいないときにまた来ようと思います。最高のパワースポットです。

 

最後に福島市に対して少し苦言があります。

この花見山公園はあくまでも一民間人が創った物。言い方は悪いかもしれませんが福島市はそれに乗っかっているだけ。

保守的で、新しいもの、奇抜なものは受け入れないと言われる福島市。そして毎年人口が減少しています。「自然動態(出生・死亡)」での減少は日本全体で出生率が落ちているのでしょうがないと思いますが、「社会動態(転入・転出)」での減少はかなり問題です。

産業もなく、魅力もないということの表れではないでしょうか。もうそろそろ脱却して行政主導で人が集まる街にしてほしいものです。

県庁所在地としての気概を見せて下さい。

「こんなことは市のホームページに書き込めよ」という意見もあるとは思いますが、こっちに書いた方が不特定多数の人に届くので面白いんです。

花見山公園は最高の癒しを味わえますが、人でごった返すので時期を見極めて来ることを強くお勧めします。運が良ければクラリネットの音色が聞こえるかも。

 

 

sikemokux.com

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