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痛風のメカニズムと対策を知ろう

痛風に悩む皆さんこんにちは。あなたは同士です(^_^)。私はここ数日、痛風の発作に襲われて夜も眠れない日々を過ごしています。私の場合は右足の親指の付け根に激しい痛みが出ます。これは、痛風の典型的な発作の症状らしいです。

例えるなら、24時間ワニに嚙まれている痛みとでも言うんでしょうか…まぁワニに嚙まれたことがないので分かりませんが、想像するとこんな痛みなのかな?という感じです。とにかく、大の大人が泣いてしまうほど痛いです。

痛風は「贅沢病」とも呼ばれることがありますが、実は現代の食生活や生活習慣によって誰にでも起こりうる病気です。

痛風の原因は、体内の尿酸が増えすぎること。しかし、「なぜ尿酸が増えるのか?」「どのように予防すればよいのか?」を正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。

本記事では、痛風の発症メカニズムをわかりやすく解説し、具体的な予防法や対策を詳しく紹介します。健康的な生活を維持するために、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

 

痛風になりやすい人

1. プリン体を多く含む食事をしている人

プリン体は体内で尿酸に変化するため、過剰摂取すると痛風のリスクが高まります。

リスクが高い食品

  • レバーやモツ類
  • 魚卵(イクラ・タラコ)
  • 青魚(イワシ、カツオ、マグロ)
  • 肉類(特に赤身肉)
  • ビール(プリン体を多く含む)

リスクを下げる食品

  • 乳製品(牛乳・ヨーグルト)
  • 野菜(特に葉物野菜)
  • 大豆製品(豆腐、納豆)

 

2. アルコールをよく飲む人

アルコールは尿酸値を上げ、腎臓からの排泄を妨げます。特に、ビールはプリン体を多く含むため、痛風のリスクを高めます。

リスクの高いアルコール

  • ビール(プリン体が多い)
  • 焼酎・日本酒(尿酸の合成を促進)
  • ウイスキー・ワイン(適量なら影響が少ないが過剰摂取はNG)

 

3. 肥満気味の人

肥満は尿酸値の上昇と密接に関係しています。

  • 内臓脂肪が多いと、体内で尿酸が過剰に作られやすい
  • 肥満により腎臓の尿酸排泄機能が低下する

対策

  • 適度な運動を取り入れる(ウォーキングや軽い筋トレ)
  • 糖質を控え、バランスの良い食事を心がける

 

4. 水分摂取が少ない人

水分が不足すると、尿としての尿酸の排泄が減少し、体内に溜まりやすくなります。

対策

  • 1日1.5~2リットルの水をこまめに摂る
  • コーヒーやお茶も有効(ただし、アルコールや砂糖入り飲料はNG)

 

5. ストレスが多い人

ストレスは体内のホルモンバランスを崩し、尿酸値を上昇させる原因となります。

対策

  • 十分な睡眠をとる(7時間以上が理想)
  • 趣味や運動でストレスを発散する

 

6. 家族に痛風の人がいる(遺伝的要因)

痛風は遺伝的な影響もあり、家族に痛風患者がいる場合はリスクが高まります。

対策

  • 早めの尿酸値チェックを行い、リスク管理をする
  • 食事や生活習慣をより意識する

 

7. 生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)がある人

高血圧や糖尿病、脂質異常症(高コレステロール)は、痛風と関連が深く、併発することが多いです。

対策

  • 塩分や糖分を控えた食生活を意識する
  • 定期的な健康診断で尿酸値と併せて血圧や血糖値もチェック

 


痛風の主な症状

1. 急性痛風発作(痛風発作)

痛風の最も代表的な症状で、突然の激しい関節の痛みが特徴です。

主な症状

  • 突然、関節(特に足の親指の付け根)が腫れて激痛が走る
  • 痛みは夜間に起こることが多く、翌朝には歩けないほどの痛み
  • 関節が赤く腫れ、熱を持つ(炎症が起こっている証拠)
  • 数日〜1週間程度で自然に痛みが和らぐが、放置すると再発しやすい

痛みが出やすい部位

  1. 足の親指の付け根(母趾中足趾関節)(最も多い)
  2. 足首
  3. 手の指
  4. 手首

 

2. 反復性痛風(再発を繰り返す)

  • 初回の発作から数カ月〜数年の間に再発しやすい
  • 痛風発作の間隔が短くなり、徐々に慢性化する
  • 放置すると痛風の発作が頻発し、関節の変形につながることも

 

3. 慢性痛風(痛風結節の形成)

  • 長年、高尿酸血症の状態が続くと、関節や皮下に痛風結節(尿酸の塊)ができる
  • 痛風結節は、耳たぶ・肘・手指・足関節などにできやすい
  • 関節が変形し、日常生活に支障をきたすこともある
  • 腎臓にも尿酸の結晶が蓄積し、腎機能の低下や尿路結石を引き起こすことがある

 

4. その他の症状(合併症)

痛風は単なる関節の病気ではなく、放置すると全身に悪影響を及ぼします。

合併症として起こりやすいもの

  • 尿路結石(尿酸が腎臓や尿管に結晶化し、激しい痛みを伴う)
  • 腎障害(痛風腎)(腎臓に尿酸が沈着し、腎機能が低下)
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症(痛風と密接に関係し、動脈硬化を進行させる)

 

痛風の発症メカニズム

1. 尿酸とは?

尿酸は、プリン体という物質が体内で分解されるときに生じる老廃物です。プリン体は、以下のような経路で体内に存在します。

尿酸の発生源

外因性(食事由来):食品に含まれるプリン体が体内で分解される
内因性(体内で生成):細胞が代謝されるときにプリン体が生じる

通常、尿酸は腎臓から尿として排泄されます。しかし、何らかの理由で尿酸の量が増えすぎたり、排泄が不十分になったりすると、血中の尿酸値が高くなる(高尿酸血症)状態になります。

 

2. 高尿酸血症の原因

① 尿酸の過剰産生(作られすぎる)

  • プリン体を多く含む食品(肉類、魚卵、アルコールなど)を摂取
  • 肥満や糖尿病などで、体内のプリン体代謝が活発化
  • 遺伝的要因で尿酸が多く作られやすい

② 尿酸の排泄低下(排出が少ない)

  • 腎臓の機能が低下し、尿酸を十分に排泄できない
  • アルコールや脱水で尿の量が減り、尿酸が排泄されにくくなる
  • 高血圧や腎疾患による排泄機能の低下

③ 生活習慣の影響

  • ストレス:ストレスホルモンが尿酸値を上昇させる
  • 運動不足:代謝が低下し、尿酸の排泄が滞る
  • 水分不足:尿が少なくなり、尿酸が排泄されにくくなる

 

3. 尿酸が結晶化し、痛風が発症する流れ

  1. 血中の尿酸値が高い状態が続く
    • 尿酸が過剰に生成される or 排泄が少ない状態が続く
  2. 尿酸が関節に結晶として沈着
    • 尿酸は水に溶けにくく、関節の低温部位(特に足の親指の付け根など)で結晶化しやすい
  3. 免疫細胞が尿酸結晶を異物とみなして攻撃
    • 白血球が尿酸結晶を排除しようとし、炎症が発生
    • これが痛風発作(激しい関節の痛み)を引き起こす
  4. 炎症が数日~1週間で治まるが、再発しやすい
    • 放置すると、何度も痛風発作を繰り返し、慢性化する

ちなみに尿酸結晶は下記画像のような刺々しい形をしています。こんなものが関節に付着したらそりゃぁ痛いですよね(>_<)

尿酸と痛風の話 | 一和多医院 」より引用

 

4. 痛風が進行するとどうなる?

痛風発作を繰り返すと、次第に関節のダメージが進行し、慢性痛風へと移行します。

痛風が悪化すると起こる症状

  • 痛風結節:関節や皮膚の下に尿酸の塊(結節)ができる
  • 関節の変形:痛風発作が繰り返されることで、関節が変形し、運動機能が低下
  • 尿路結石:尿酸が腎臓や尿管で結晶化し、腎機能障害や激しい痛みを引き起こす
  • 腎障害(痛風腎):長期的な高尿酸血症が腎臓にダメージを与える

 

5. 痛風の予防と対策

痛風を防ぐためには、尿酸値を上げない生活習慣が重要です。

食事の改善

  • プリン体の多い食品を控える(レバー、魚卵、赤身肉、ビールなど)
  • 乳製品や野菜を積極的に摂る(尿酸の排泄を促す)
  • 水分をしっかり摂取(尿酸を尿と一緒に排出)

生活習慣の見直し

  • 適度な運動をする(肥満を防ぎ、尿酸値を下げる)
  • アルコールを控える(特にビールや日本酒)
  • ストレス管理をする(ストレスが尿酸値を上昇させる)

定期的な健康チェック

  • 血液検査で尿酸値を測定(7.0mg/dL以上なら要注意)
  • 生活習慣病(高血圧・糖尿病など)の管理も重要

 


痛風発作が起きたときの対処法

1. すぐにやるべき応急処置

① 患部を冷やす(アイシング)

やり方

  • 氷や冷却パックをタオルで包んで患部に当てる(直接はNG)
  • 1回10~15分程度、間隔をあけて繰り返す
  • 冷やしすぎは血流を悪くするので注意

効果

  • 炎症を抑え、腫れや痛みを軽減する
  • 患部の熱を取ることで、痛みを和らげる

 

② 安静にして動かさない

やり方

  • 痛みがある関節には体重をかけない
  • できるだけ横になり、足を高くする(浮腫みを防ぐ)
  • 痛みがある足を布団や衣類が圧迫しないようにする

効果

  • 患部への負担を減らし、痛みの悪化を防ぐ
  • 炎症の進行を抑える

 

③ 水をしっかり飲む(脱水を防ぐ)

やり方

  • 1日2リットル程度の水をこまめに飲む
  • カフェインやアルコールは避け、常温の水や白湯を飲む

効果

  • 尿酸を尿として排泄しやすくする
  • 脱水を防ぎ、血流を促進

 

2. 薬を服用する(痛みを和らげる)

① 痛み止め(NSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬)

使用する薬

  • ロキソニン(ロキソプロフェン)
  • ボルタレン(ジクロフェナク)
  • インドメタシン

効果

  • 炎症を抑え、痛みを和らげる
  • できるだけ痛みが出たらすぐに服用する

注意点

  • 胃に負担がかかるため、食後に服用する
  • 市販の痛み止めは、痛風発作の根本治療にはならないため、長期使用はNG

 

② コルヒチン(痛風専用の薬)

効果

  • 発作の初期(痛みが出る前~数時間以内)に服用すると、症状の悪化を防ぐ
  • すでに痛みが激しい場合は、あまり効果がない

注意点

  • 副作用(下痢・嘔吐・腹痛)が出ることがある
  • 必ず医師の指示のもとで服用する

 

③ ステロイド(炎症がひどい場合)

使用されるケース

  • NSAIDsが使えない場合(胃潰瘍、腎臓病の人など)
  • 発作が重症で、NSAIDsが効かない場合

注意点

  • 自己判断での服用は危険(医師の指導が必要)
  • 長期間使用すると副作用が強くなる

 

3. 絶対にやってはいけないこと

🚫 発作時にやってはいけないこと

  1. 患部を温める → 炎症が悪化する
  2. アルコールを飲む → 尿酸値が急上昇し、症状が悪化
  3. 激しい運動をする → 尿酸が急激に増え、さらに痛みが悪化
  4. すぐに尿酸値を下げる薬を飲む(アロプリノールなど) → 発作が長引く原因になる

 

4. 痛風発作が治まったらすべきこと(再発予防)

痛風発作は一度治まっても、放置すると再発を繰り返し、慢性化する可能性があります。発作が治った後のケアが重要です。

尿酸値を下げる薬を服用する(医師の指導のもと)

  • アロプリノール(尿酸の産生を抑える)
  • フェブキソスタット(尿酸値を下げる)
  • ベンズブロマロン(尿酸の排泄を促す)

食事・生活習慣の改善

  • プリン体を多く含む食品を控える(肉類・魚卵・アルコールなど)
  • 水をしっかり飲む(1.5〜2リットル/日)
  • 適度な運動をする(ウォーキングや軽いストレッチ)
  • ストレスを溜めない(ストレスが尿酸値を上げる要因)

定期的に尿酸値をチェックする

  • 血液検査で尿酸値が7.0mg/dL以上なら注意
  • 高尿酸血症の段階で対策をすれば、痛風発作を防げる

 

まとめ

痛風は、放置すると激しい痛みを繰り返し、関節の変形や腎障害を引き起こす可能性がある病気です。しかし、発症のメカニズムを理解し、適切な対策をとることで、痛風のリスクを大幅に下げることができます。

発作が起きたときは冷やして安静にし、適切な薬で炎症を抑えることが大切です。そして、発作が治まった後は、食生活や運動習慣を見直し、尿酸値を管理することが再発予防のカギとなります。

痛風は「贅沢病」とも言われますが、実際には生活習慣病の一つであり、誰にでも起こりうる病気です。痛みを防ぐためにも、日頃からバランスの取れた食事・適度な運動・十分な水分補給を心がけ、健康的な生活を送りましょう!

それから、急激な減量も痛風を悪化させるリスクがあるので、体重は少しずつ落としていきましょう。

 

 

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