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新型コロナ騒動から見る日本

世界的なパンデミックをみせた新型コロナも、数年がたち今は殆どの人が普通の生活を取り戻しつつあります。

日本政府は新型コロナウィルスの分類を、2類から季節性インフルエンザと同等の5類に移行することを決定したようです。どうやら5月に移行するらしいのですが、なぜ5月なのかはわかりません。

ある政治家が言うには、統一地方選後とサミット前にすることで、各国の首脳にマスクを強制しなくて済むからという理由らしいのですが、それが本当だとしたら日本の政治家は終わってますね。

私個人の考えで言えば、5類に移行するのが遅すぎたような気がしますが、それよりも怖いのが5類に移行した後、たぶんこの問題について議論することが無くなることです。5類に移行した瞬間、新型コロナは問題ではなくなりますから。

ですが、忘れるべきではない事があります。それは、日本人・日本政府は危機に対して今回のような狼狽の仕方、或いは集団ヒステリーに巻き込まれるんだ!ということをしっかり記憶しておかないと、次同じようなことが起こった時に同じように右往左往するんだろうと思うからです。

 


感染対策をすれば感染予防になると言って行動規制に踏み切った東京都ですが「感染対策」と「感染予防」に相関関係は見出せていません。しかしこの事実はテレビでも新聞でも殆ど言及されませんんでした。

記憶にあると思うのですが、東京都が出した時短要請に従わなかったとして、都知事が「グローバルダイニング」に対して罰金を科したことがありました。

それに対してグローバルダイニングは、それは違法だとして東京都を訴えました。その結果、グローバルダイニングが勝訴しました。

その裁判で提出されたデータで、感染対策と感染予防(時短営業をすると感染者が減る)の間に相関関係が全くないということを証明し、それが裁判所で認定され決定されたのです。

結論を言えば、マン防なんてやらなくても、ピークを過ぎれば感染者は減っていくということですね。普通に考えれば当たり前のことなのですが、あの時はとにかく異常でした。

ただ、強力なロックダウンをすると感染者は減るそうです。しかし日本にはそれができる法律がないので無理な話ですね。そもそもロックダウンを解除すれば結局感染者が増えるので、どっちが良いのかはよくわかりません。

中国の例がわかりやすいですよね。強力なロックダウンを解除したとたん感染者が爆発的に増えましたから。

そしてこれは重要な事ですが、病気はコロナだけじゃないということです。にもかかわらずコロナだけに目が奪われていませんでしたか?

統計を見ると、コロナ死は3年間で65000人、肺炎は毎年100,000人以上、インフルエンザは10,000人と言われています。

 


ここからは私の人生観からくる考えですが、人はいずれ死にます。有限の人生を持っているのだから、この有限の生を楽しく、喜ばしく、活力に満ちたものにするためにこそ頭を使うべきです。

「生き延びたいだけで生きてるがゆえに死んだように生きてる」なんてことの不条理を、私は回避したい。

死を前提にしているからこそ、生の充実を考えられると思うのです。

『人は家畜になっても生きる道を選ぶのか?』

一読の価値ありです。