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【実話】山伏

20年以上前、当時勤めていた会社の後輩Aから聞いた話。

Aが小学生のころ、よく家の近くの神社で遊んでいたそうだ。その神社は200段ぐらいの階段を上っていった先にあり、子供にしてみれば秘密基地的な場所だったらしい。

その日もいつものように友達数人とその神社で遊んでいると、階段を上ってくる2人組の男が見えた。怒られると思ったAたちは咄嗟に社の裏に隠れたそうだ。

息を殺して隠れていると、階段を上ってきた男たちは社の前に立ち、何やら呪文のようなものを唱え始めた。A曰く、その男たちは山伏のような恰好をしていたそうだ。

その状況、想像してみると恐怖でしかない(ToT)/~~~

あまりの恐怖にパニックになったAたちは全速力で逃げた。しかしそれに気づいた山伏たちが追いかけてきた。真実のほどはわからないが、その時のAは100メートル9秒台は出ていたらしい。それに200段の階段を全速力で転ばないで降りてきたというから「火事場のくそ力」が発動されたのかもしれない。

無我夢中で走り、我に返って後ろを振り返ってみると山伏はいなかったそうだ。他の友達はみんな放心状態。とりあえずみんなでAの家に行くことにした。

玄関を開けると何故かそこにAの祖母が立っていて、入るなり「お前らいったい何を連れてきた!!」と怒鳴られたそうだ。

しかし後ろを見ても誰もいない。意味が分からず固まっているAたちに「自分が何とかするからお前たちは中に入ってろ」と言って祖母が外に出ていった。

Aは友達と一緒にコタツのある部屋で震えていたそうだ。しばらくして祖母が戻ってくると「もう大丈夫だから」と言って煎餅を出してくれた。

Aは祖母に今日体験したことを説明した。すると「もうあの神社には行くな」と言われたそうだ。それ以来その神社で遊ぶことはなくなったそうだが、あの山伏たちはいったい何だったのか。祖母に聞いても適当にごまかされるだけで何も教えてくれない。

それから数ヶ月後Aの祖母は亡くなった。死因は「くも膜下出血」たぶんあの出来事とは関係ないと思うが、どうしても繋げて考えてしまうと言っていた。

 


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昔ある人に「神社はみんなが思ってる以上に怖いところだよ」と言われたことがある。特にあまり人が来ない手入れがされていないような神社は、よくないものが集まるらしい。でも「ちゃんと手を合わせてお参りすれば大丈夫だよ」とも言っていた。

数年前に知り合った社長さんは、子どもの頃神社で遊んでいて、社の屋根に上ってふざけていたら、突然どこからか「こらーっ!!」て怒鳴られて突風が吹いて屋根から落ちたそうだ。

もちろんそこに大人はいなかったし、もっと不思議なのは屋根から落ちたのに無傷だったこと。社長さんは「あれはたぶん神様に𠮟られたんだ」と言っていた。でも子供だから怪我しないようにしてくれたんだと。

本当に不思議なこともあるもんです。

神社と言えば初詣に行く人は多いと思いますが、まさかお願い事だけして終わりじゃないですよね?

ちゃんと去年1年間無事に過ごせたことを感謝してからお願い事をするようにしてください。

それからお賽銭ですが、某玄孫は100万円入れると言っていましたが、庶民にはそんな額用意できないし、もし用意できたとしても元旦にその額を納めたら詰みます。

私は5円~100円の間ですね。あなたの気持ちでいくらでも大丈夫です。