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うる星やつら新シリーズの報を受けての所感

最近はとんとアニメを観なくなった。最後に見たアニメは「無限の住人」だったかな。

このあいだYouTubeをみていたら「うる星やつら」の新作の予告があって驚いた。漫画の連載は1978年から1987年、アニメ化は1981年。40年以上前の作品である。私の大好きなアニメではあるが、44歳の私はリアルタイムでは観ていない。

だって漫画の連載が始まった年に産まれて、アニメ放送が始まったときはまだ3歳ですもの。小学生低学年の時に再放送でやっていたのを観ていた記憶はあるのですが、半分も観ていないんじゃないかな。

でも中学生の時にBSアニメ夜話だったかな?そんな感じの番組で劇場版の4作目だったと思うんですけど、放送していてドはまりしました。

 

ある人は日本を少子化にしたアニメと言い、理想の女性はラムちゃんです!と言い出す男が世に溢れたとか溢れなかったとか。ちなみに私の理想の女性もラムちゃんです(笑)。

あの明石家さんまも理想の女性はラムちゃんだと言います。その理由は浮気しても電撃だけで許してくれるからだそうです。いやリアルであんな電撃喰らったらあの世行きだと思うんですけど・・・

私は劇場版しか観ていませんが、その中でも2作目の「ビューティフルドリーマー」が大好きです。はっきり言うと、うる星やつらとか関係なしに映画として面白いんです。日本アニメ映画の最高峰だと思いました。

 

押井守監督の世界観もろ出しで、正直うる星やつらの世界観は崩れているかもしれませんが、それを補って余りあるほどの完成度です。さくらと温泉マークの喫茶店のシーンなんか鳥肌ものでした。普段脇役中のわき役である温泉マークに、重要な役割を与える押井守のセンスにはまさに脱帽です。

しかしこの2作目は原作者の高橋留美子には不評で、「これをうる星やつらとは認めたくない」とまで言っていたそうです。確かに世界観は崩れていましたからね。世の中には、劇場で観賞していた高橋留美子がブチギレて席を立ったという噂がたちましたが、そこまでではなかったようです。

押井守は以前、「なぜラムは諸星あたるのことがそんなに好きなのか理解できない」ともらしていたらしいので、あんな感じの映画になったのではないかと私は考えるわけです。しかし産みの親である高橋留美子にしてみれば、到底受け入れられなかったのかもしれませんね。

そしてもう一つ触れておかなければならないのが、キャラクターに命を吹き込む声優陣の豪華さです。

 

・諸星あたる:古川登志夫   ・ラム:平野文

・面堂終太郎:神谷明     ・メガネ:千葉繫

・藤波竜之介:田中真弓    ・錯乱坊(チェリー):永井一郎 

 

どうですかこのメンツ、今はもう鬼籍に入られた方もいらっしゃいますが、私からすればこの声優の方たちがいたから最高に面白いものになったのだと思います。

特にメガネなんか、原作では最初のほうにちょこっとだけしか登場しません。しかしアニメ版で千葉繫さんが担当して最高に魅力的なキャラクターになりました。哲学的なことを淡々と語ったり、滅茶苦茶なアドリブがぴったりはまって、主要キャストにまで上り詰めた稀有な存在です。

 

新シリーズは10月13日から放送らしいですが、観るかどうかはわかりません。なぜかそんなに観ようと思わない。年取ったから興味が薄れたのかなんなのか・・・

でもロードオブザリングもあと1話でファーストシーズン終わりだから観てみようかなぁ。40年前、日本人を虜にしたアニメがこの現代にどう生まれ変わるのか楽しみではある。それを観て自分がどう思うのかも含めて。

今年の12月には「スラムダンク」の劇場版もあるし。なんなの?今年はオヤジたちのボーナスタイムなんですかね?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。