髪の美しさは、私たちの印象や自信に大きく影響します。しかし、髪は日々の生活や環境によってダメージを受けやすく、放っておくとツヤやボリュームが失われてしまいます。そこで、この記事では、髪の美しさを維持するためにやるべきことをご紹介します。
髪質やスタイルに合わせたシャンプーやトリートメントの選び方や、正しい洗い方や乾かし方など、髪に優しいケア方法を詳しく解説します。
また、髪の美しさに欠かせない食事やサプリメント、睡眠などのライフスタイルの改善点もお伝えします。これらの方法を実践すれば、あなたも健康で美しい髪を手に入れることができます。ぜひ参考にしてみてください。
髪質
髪質とは、髪の太さや毛量、カールの有無など、髪の特徴のことです。髪質によって、ヘアスタイルやケア方法が変わってきます。髪質は大きく分けて、以下の４つに分類できます。
- 軟毛
- 硬髪（剛毛）
- クセ毛
‐ 直毛
それぞれの髪質の特徴とおすすめのヘアスタイルやシャンプーを紹介します。
軟毛
軟毛とは、髪の毛がまっすぐでふんわりとした感じのものを指します。髪の毛が細くて柔らかく、コシが少ない傾向があります。軟毛のメリットは、髪型が作りやすく、清潔感があることです。
デメリットは、髪の毛がペタッとしてしまったり、ボリュームが出にくかったりすることです（私はこれで悩んでました。まぁ今もですけど……）。軟毛の人は、髪の毛にツヤを出すためにオイルやトリートメントを使ったり、ボリュームを出すためにパーマやカラーをしたりすることがありますが、私は毛が細すぎてパーマがかかりづらいと言われたことがあります。
私の住んでいるところでは、こういう髪の毛を「猫っ毛」と言いますが、あなたの所もそう言います？
おすすめのヘアスタイルは、ショートやボブなどの軽やかなものから、ロングやミディアムなどの重めなものまで割と何でも行けます。
軟毛の人におすすめのシャンプーは「ビオルチア」です。
硬髪（剛毛）
硬髪とは、毛髪の太さや弾力性が高く、毛髪の流れに逆らって立ち上がるような髪質のことです。硬髪の人は、以下のような特徴を持っています。
- 髪の毛が太くてしっかりしている
- 髪の毛の弾力性が高くてコシがある
- 髪の毛がまっすぐでカールしにくい
- 髪の毛が乾燥しやすく、パサつきやすい
- 髪の毛が重くてボリュームが出にくい
- 髪の毛が扱いにくく、スタイリングしにくい
硬髪の人は、以下のような事に気を付けると良いでしょう。
- 髪の毛に水分や栄養を与えるために、保湿力の高いシャンプーやコンディショナーを使う
- 髪の毛にツヤや柔らかさを出すために、オイルやクリームなどのヘアトリートメントを使う
- 髪の毛に動きや軽さを出すために、レイヤーカットやパーマなどをする
- 髪の毛に形や方向性をつけるために、ワックスやジェルなどのスタイリング剤を使う
硬髪の人におすすめのシャンプーは「haru シャンプー kurokami スカルプ」です。
クセ毛
クセ毛とは、髪の毛が直線ではなく、波打ったり、巻いたり、ねじれたりすることです。クセ毛の原因は、遺伝やホルモンバランス、髪のダメージなどによって、髪の毛の形や質が変化することだと言われています。クセ毛には以下のようなタイプがあります。
- ウェーブ型：髪全体が波打っているタイプです。髪にボリュームが出やすく、スタイリングしやすいですが、乾燥しやすく、パサつきやすいです。
- スパイラル型：髪全体が細かく巻いているタイプです。髪にコシがあり、弾力性が高いですが、まとまりにくく、もつれやすいです。
- ツイスト型：髪の一部がねじれているタイプです。髪に動きが出やすく、個性的な印象を与えますが、うねりやすく、広がりやすいです。
クセ毛は悩みの種になることもありますが、クセ毛ならではの魅力もあります。ですので、クセ毛を活かして自分らしいヘアスタイルを楽しんだほうが、他の人とは一線を画した人生になるかもしれませんね。
クセ毛の人におすすめのシャンプーは「ルベル イオセラム クレンジングシャンプー」です。
直毛
直毛とは、髪の毛がまっすぐでしっかりとした感じのものを指します。日本人に最も多い髪質と言われ、一見まとまりやすいストレートヘアで羨ましがる人もいると思いますが、お堅い印象や、髪質がしっかりしすぎていることで、ヘアスタイルが制限されてしまうといったデメリットもあります。
しかし、清潔感があって爽やかな印象を与えますし、シンプルなヘアスタイルでも素敵に見えるので、手間がかからないというメリットもあります。私からすれば本当に羨ましい髪質ですね。
直毛の人におすすめのシャンプーは「オルナ オーガニックシャンプー」です。
正しい洗い方
髪の毛の洗い方は、髪の毛の状態や頭皮のタイプによって異なりますが、一般的なポイントは以下の通りです。
1. 髪の毛をぬらす前に、ブラシや指で髪の毛をとかしてほこりや汚れを落とします。
2. ぬるま湯で髪の毛を十分にぬらし、シャンプーを手のひらに適量出します。シャンプーは髪の毛や頭皮に合ったものを選びましょう。
3. シャンプーを泡立ててから、指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。髪の毛は頭皮から流れる泡で洗えば十分です。爪でこすったり、強く引っ張ったりしないでください。
4. 髪の毛と頭皮に残らないように、しっかりとすすぎます。すすぎ残しはフケやかゆみの原因になります。
5. コンディショナーやトリートメントを使う場合は、髪の毛の中間から毛先にかけて塗布します。根元に塗ると頭皮がべたつきやすくなります。
6. しばらく放置した後、コンディショナーやトリートメントを洗い流します。こちらもすすぎ残しがないように注意しましょう。
7. タオルで髪の毛を優しく押さえて水気を取ります。こすったり絞ったりすると髪の毛が傷みやすくなります。
8. ドライヤーで乾かす場合は、温風と冷風を交互に使って髪の毛にダメージを与えないようにします。ドライヤーは髪の毛から15センチくらい離して当てましょう。
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以上が髪の毛の正しい洗い方です。髪の毛は毎日洗う必要はありませんが、汚れや汗が気になる場合は洗ってください。髪の毛をきれいに保つことで、健康的で美しい髪を手に入れることができます。
髪を美しく保つ栄養素
髪の毛に良い栄養素は、大きく分けて以下の4つです。
・タンパク質
・ビタミン
・ミネラル
・脂質
それぞれの栄養素が髪の毛にどんな効果をもたらすのか、見ていきましょう。
タンパク質
タンパク質は、髪の毛の主成分であるケラチンを作る原料です。ケラチンは、髪の毛の強度や弾力を保つために必要なタンパク質で、細胞分裂を促進する働きもあります。
タンパク質が不足すると、ケラチンが十分に生成されず、髪の毛が細くなったり、枝毛や切れ毛が起こったりします。
また、タンパク質は血液中に運ばれて頭皮に栄養を送る役割も果たします。頭皮が健康でなければ、髪の毛も健康に育ちません。タンパク質は一日に約60g摂取することが目安です。
ビタミン
ビタミンは、様々な種類がありますが、特に髪の毛に良いとされるのは以下の3つです。
・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンC
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。頭皮も皮膚の一部ですから、ビタミンAが不足すると乾燥や炎症を起こしやすくなります。また、ビタミンAは皮脂腺の分泌を調整する働きもあります。
皮脂は頭皮や髪の毛を保護する役割がありますが、過剰に分泌されるとフケやかゆみの原因になります。ビタミンAは一日に約800μg摂取することが目安です。
ビタミンB群は、代表的なものとして以下の4つがあります。
・ビオチン（ビタミンB7）
・パントテン酸（ビタミンB5）
・ナイアシン（ビタミンB3）
・葉酸（ビタミンB9）
これらのビタミンB群は、それぞれ異なる効果を持ちますが、共通して髪の毛の成分であるメラニン色素の生成を促進する働きがあります。メラニン色素は、髪の毛の色やツヤを保つために必要なものです。
ビタミンB群が不足すると、髪の毛が白髪になったり、くすんだりします。また、ビタミンB群は血行を良くする働きもあります。血行が良くなれば、頭皮に栄養や酸素が届きやすくなります。ビタミンB群は一日に約1.5mg摂取することが目安です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進する働きがあります。コラーゲンは、髪の毛の弾力やハリを保つために必要なタンパク質です。コラーゲンが不足すると、髪の毛がぺたんとしたり、折れやすくなったりします。
また、ビタミンCは抗酸化作用もあります。抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素という有害な物質を除去する働きです。活性酸素は、髪の毛の老化やダメージを引き起こします。ビタミンCは一日に約100mg摂取することが目安です。
ミネラル
ミネラルは、様々な種類がありますが、特に髪の毛に良いとされるのは以下の3つです。
・亜鉛
・鉄
・カルシウム
亜鉛は、タンパク質の合成を助ける働きがあります。亜鉛が不足すると、タンパク質が十分に生成されず、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたりします。また、亜鉛は皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあります。亜鉛は一日に約10mg摂取することが目安です。
鉄は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質の成分です。ヘモグロビンは、血液中に酸素を運ぶ役割を果たします。鉄が不足すると、血液中の酸素量が減ります。その結果、頭皮や毛根に十分な酸素が届かず、髪の毛の成分であるケラチンやメラニン色素が生成されにくくなります。
また、鉄不足は貧血を引き起こすこともあります。貧血は全身の疲労や倦怠感をもたらし、ストレスを増やします。ストレスは抜け毛や白髪の原因になります。鉄は一日に約10mg摂取することが目安です。
カルシウムは、髪の毛の強度や弾力を保つために必要な物質です。カルシウムが不足すると、髪の毛が硬くなったり、切れやすくなったりします。また、カルシウムは神経伝達や筋肉収縮に関わる物質でもあります。
カルシウムが不足すると、脳内の神経細胞の働きに影響を与え、イライラしやすくなり、抜け毛や白髪の原因になることがあります。カルシウムは一日に700mg摂取することが目安です。
脂質
脂質と聞くと、皮脂や汚れのイメージがありますが、実は髪の毛にとって必要な成分なのです。では、なぜ脂質が髪の毛に良いのでしょうか？
まず、脂質は髪の毛の保湿に役立ちます。髪の毛は水分を含んでいますが、乾燥やダメージで水分が失われるとパサパサしたり切れたりします。脂質は水分を逃がさないように髪の毛をコーティングしてくれるので、しっとりとした髪の毛を保つことができます。
次に、脂質は髪の毛のツヤにも関係しています。髪の毛は表面にキューティクルといううろこ状の層がありますが、このキューティクルが整っていると光を反射してツヤが出ます。脂質はキューティクルを滑らかにする効果があるので、髪の毛にツヤを与えてくれます。
最後に、脂質は髪の毛の強度にも影響します。髪の毛は主にタンパク質でできていますが、タンパク質同士をつなぐ結合に脂質が関与しています。脂質が不足すると、タンパク質同士の結合が弱くなり、髪の毛が抜けやすくなったり折れやすくなったりします。
脂質は過剰になると皮脂や汚れと混ざって頭皮トラブルやニオイの原因になりますが、適度な量は髪の毛に必要不可欠な成分です。摂取量は成人で一日40～60ｇ程度が目安です。
最後に睡眠についてですが、それは下記の記事で詳しく述べていますのでご覧ください⇩
