この記事に辿り着いたあなたは、きっと巻き爪に苦しんでいるのでしょう。私も数年前、ちょうどコロナ禍の時にあまり動かないでいたら巻き爪になってしまいました。直接の原因は、前職で長時間安全靴を履いていたことだと思います。
その時に足の親指の爪が変形してしまい、内側に食い込んだようになりました。
巻き爪とは、爪が皮膚に食い込んで炎症を起こす症状です。巻き爪になると、歩くたびに激しい痛みを感じたり、化膿したり、出血したりすることがあります。
原因はさまざまですが、靴や靴下のサイズが合わない、爪を切りすぎる、足の形が変わるなどが挙げられます。
巻き爪は自分で対処することもできますが、間違った方法で行うと症状を悪化させる可能性があります。この記事では私の経験も含め、巻き爪の正しい対処法や予防法について紹介します。
自分でできる巻き爪対処グッズも紹介していますので参考にしてみてください。
巻き爪の原因
巻き爪とは、爪が両端から内側に曲がって肉に食い込む状態のことです。巻き爪になると、痛みや炎症、感染などのトラブルが起こりやすくなります。巻き爪の原因はさまざまですが、主なものは以下の通りです。
- 爪の形や硬さの遺伝的な要因
- 爪を切りすぎる、切り方が不適切などの爪の手入れの問題
- 靴が合わない、靴下がきつい、足をぶつけるなどの外的な圧力
- 足のむくみや老化による血行不良
- 糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌系の疾患
- 足の指に力がかかるスポーツや職業
巻き爪は放置すると悪化する可能性が高いので、早めに対処することが大切です。
対処法
- 爪を適切に切る:爪は丸く切らずにまっすぐ切り、角を残すようにします。また、爪を深く切りすぎないように注意します。
- 爪に保湿する:乾燥すると爪が硬くなりやすいので、クリームやオイルなどで保湿します。
- 爪に貼るテープやワイヤーなどを使う:市販されている巻き爪専用のテープやワイヤーなどを使って、爪を外側に引っ張ることで巻き爪を改善する方法です。
- 靴や靴下を見直す:足に合ったサイズや幅、素材の靴や靴下を選びます。また、靴を履く時間を減らしたり、足をマッサージしたりして血行を促進します。
自分でできる治療法では効果が出ない場合や、巻き爪が重度である場合は、医師に相談することが必要です。医師は以下のような治療法を行うことがあります。
- 爪を適切に切る:電動ドリルなどで爪を削って薄くし、巻き爪を解消する方法です。
- 爪を切除する:局所麻酔下で爪の一部または全部を切除する方法です。切除した部分は再生しますが、再発する可能性もあります。
- 爪根除去術:局所麻酔下で爪の根元にある組織を除去する方法です。この方法では再発する可能性が低くなりますが、爪が再生しない場合もあります。
以上が巻き爪の原因と対処法についての説明です。巻き爪は見た目だけでなく健康にも影響する問題なので、早めに対策をとりましょう。
予防法
- 爪の切り方
爪の先を指先と同じか少し長めに、まっすぐに切る(スクエアカット)。爪の両端の角を少しだけ丸く切る。爪が指先の皮膚を完全に覆っていることが大切です。深爪にしないでください。深爪は巻き爪や陥入爪の原因になります。
- 靴選び
靴は足に合ったサイズと幅を選びましょう。狭い靴やヒールの高い靴は足指を圧迫し、巻き爪の原因になります。靴の中で足指が動く余裕があることが望ましいです。
- 歩き方
歩くときには足指をしっかり使い、地面を蹴りだすようにしましょう。足指に適度な力がかかることで、爪がまっすぐ伸びやすくなります。外反母趾や開帳足などの足の変形も巻き爪の原因になる場合があるので、必要ならインソールや矯正器具を使用しましょう。
- 清潔を保つ
足や爪の周りは清潔に保ちましょう。水虫や腫瘍などの病気も巻き爪の原因になる場合があります。入浴後や汗をかいた後は乾かすようにしましょう。感染や炎症を防ぐためにも、消毒液や保湿クリームなどを使用すると良いでしょう。
おすすめのグッズ
加工不要の巻き爪・陥入爪の矯正器具。高い矯正力を保ちつつ、付け外しが可能。日本製で、大学病院でも採用されています。
軽い巻き爪ならこれで十分です。私はこれで対処しました。
世界100カ国以上で愛用されているフットケア専門ブランド、ドクターショール。爪先に留めるだけで自分で簡単に巻き爪ケアができます。
まとめ
巻き爪は、爪が皮膚に食い込んで炎症を起こす症状です。巻き爪になる原因はさまざまですが、靴や靴下のサイズが合わない、爪を切りすぎる、姿勢や歩き方が悪いなどが挙げられます。
巻き爪の対処法としては、自分で爪を切る、薬を塗る、専用の器具やテープを使うなどがありますが、重症化すると手術が必要になる場合もあります。
放置すると悪化するので、早めに対策をとることが大切です。この記事では、巻き爪の原因や症状、対処法や予防法について詳しく解説しました。巻き爪でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。