決めつけないブログ

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青春の邂逅

今日は久しぶりに眠れないので、ただ書き綴ります。

先日、ある飲食店で同級生の女性2人とばったり会いました。

その女性とは中学と高校が一緒だったのですが、特別仲が良いというわけではありません。

共通の友人と一緒に何回か遊んだことがある程度。

高校では全く別の科だったので接点はほとんどなかった人です。仮にA子としておきます。

そしてもう一人、A子と一緒にいる女性、仮にB子としておきます。

B子とA子は仲が良かったんでしょう。高校時代によく一緒にいるところを見かけました。

B子の存在は知っていましたが、名前は知りません。

しかしお互い大人です。名前など知らなくても適当に話を合わせて談笑していました。

皆もう40代。結婚して子供もいました。名前も知らないB子の子供の動画を見せられ「子供大きいね!今何歳?」

「今もう高校生」

などと、他愛もない話をしながら十数分後、A子とB子は先に店を出ていきました。

しかしすぐA子が戻ってきて私に言いました。

「あの子の事覚えてる?」

私「覚えてるよ。名前は知らないけど…」

A子「あの子、高校生の時あんたの事好きだったんだよ」

それを聞いた時、私は自分が高校生の時にずっと引っかかっていた出来事の謎が解けました。

少し大げさですね(;^_^A

学生時代、自分の中でモヤモヤしていたことを思い出し、それが晴れたのです。

学生時代、私が行くところに何故かB子もいることが多かったんです。

学校内ではまったく違う科で教室だってめちゃめちゃ離れてるのに、休み時間に廊下に出るとA子とB子がいたり、修学旅行では、自由行動で行ったところにB子グループも来たり…

ハッキリ言ってB子グループは俗に言う『イケてるグループ』スクールカースト上位。

私はと言えば間違いなく『イケてないグループ』でした。スクールカースト最下層ではないものの、可もなく不可もなく取るに足らない面々の一人です。

だからこそ余計に違和感があったのです。

「なんであのグループがこんなところにいるんだ?まさか俺のこと好きな人いるのかな?イヤイヤそれはない!」といった感じで、少し不思議に思いながらも次の瞬間にはそんなこと忘れて野郎どもとバカ話。

ある冬の日、部活の東北大会で山形県に遠征。日程を終えて夜電車で帰ってきました。

普段は自転車で帰るのですが、遠征の時は親に送り迎えをしてもらっていたので、駅の待合室で迎えを待っていました。

すると突然B子が現れ、私の目の前の椅子に座りました。

もう夜の9時近くだったので、なんでこんな時間に駅にいるんだ?それになんで目の前に座るんだよ…と動揺していると、初めて話しかけられました。

会話の内容は全く覚えていません。

存在は知っているけど名前も知らない別の科の女の子に話しかけられて激しく動揺した私は、しかしその動揺を悟られたくないがために、多分ものすごくぶっきらぼうな対応をしたと思います。

おそらく勇気を振り絞って声を掛けたB子に対して私は男の風上にも置けないような対応をしたのです。

しかしそれでも私は、B子が私に好意を寄せているなどとは微塵も思っていませんでした。

我ながら余りの鈍さに恐怖すら覚えます。

迎えに来た母親の車に乗ると、ラジオから阪神淡路大震災のニュースが聞こえてきました。

あの日は1月17日。

当然その後もB子の想いに気づくことなく卒業しました。

そして、あれから30年近くたった今、学生時代に感じていた何かの正体に気付くことができました。

それにしてもB子はなぜ私が帰ってくる日を知っていたのでしょうか…

まぁ同じ学校だからそんな情報はいくらでも入るか…

でもどの時間の電車で帰ってくるかは流石にわからないよなぁ

もしかしてずっと駅で待ってたのかなぁ

そんな事を考えてたら眠れなくなってしまいました(~_~;)

もし学生生活の中で、よく目が合うなとか、よく会うなと思う異性が居るなら、いや異性じゃなくてもかまいませんが、少しだけ心の感覚を研ぎ澄ませてみてください。

もしかしたら、相手はサインを送っているかもしれませんよ。

さて…いいかげん寝よ…