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本音と建前

先日ラーメン屋さんで昼食を食べていたら、能登半島に大きな地震が来たとニュースが流れました。

すると、お店にいたガテン系の男性がテレビを見ながら「よっしゃー!」と声を上げました。どうやらその男性は建築業を営んでいるらしく、被害が大きければ大きいほど仕事にありつけるということらしいのです。

その男性はテレビにくぎ付けです。上空からの映像を見て、思ったより被害が少ないと思ったのか「あ~これじゃぁ俺に仕事は回ってこないな」と残念がっています。

更に「田舎で地震が起きても被害が少ないから、地元の業者だけで間に合ってしまって、あんまり美味しくないんだよね~」

「だから都会で起きてほしんだよね~」と店の大将に話していました。大将は受け答えに困っています。

私は戦慄しました。「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がある通り、災害が起きたときに泣く人もいれば笑う人もいます。

しかし、いくら自分が笑う側にいたとしても、飲食店の中で「よっしゃー!」なんて叫ばないでしょう。

この男性がどう思おうが自由だし、第三者にコントロールすることはできません。しかし少しでも道徳観があるならば、その思いは胸にしまっておくべきです。

災害を喜んでいる姿を見て、周りの人間はどう思うのか、そして自分がどう思われるのか。もしかして自分が一番損をしていることすら理解できないのでしょうか。

世の中には色んな人間がいるもんだなぁと思いつつ、自分はまだ大丈夫だと思わせてくれた出来事でした。

そして震度6強という大きな揺れでも建物の崩壊がほとんど無い日本の建築技術には驚かされます。やはり日本は技術大国ですね。

あ~もう4時か…眠れない…

 

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