こんにちは。
今回は、私の大好きな曲を和訳するシリーズ第3弾です。べつにシリーズ化するつもりは無いのですが、たま~に自分用として残していこうかなと思ってます。
今日紹介するのは、ビートルズの「Till There Was You」
1950年にメレディス・ウィルソンによって書かれたショーチューン(ミュージカルの為に書かれた歌曲)で、1963年にビートルズによってカバーされました。
私がこの曲に出会ったのは中学生の時。
正月の特番で、タモリ、井上陽水、玉置浩二の3人が酒を飲みながらダラダラ喋っていたんです。たしか「タモリの音楽ステーション」ていうタイトルだったような…間違ってたらすいません。
3人の会話の中で、タモリが井上陽水に「東京っていう歌はどうやって作ったの?」みたいなことを聞きました。
井上陽水は少し考えて「ビートルズの歌にあーいうのがあるの」と言い、Till There Was Youをちょっとだけギターで弾き語ったんです。
その井上陽水がちょっとだけ歌ったTill There Was Youがとても綺麗で私はすごく気に入りました。
すぐにでもレコードを買いたかったのですが、中学生の私にはお金がなかったので、3歳年上の姉に頼み込んでレコードを買ってもらいました。もちろん出世払いということで。それ以来30年以上大好きな曲です。
Till There Was You
There were bells on the hill
丘の上に鐘があるけど
But I never heard them ringing
鳴ってるなんて気付かなかった
No I never heard them at all
全く気付かなかった
Till there was you
あなたに出会うまでは
There were birds in the sky
空には鳥がいるけど
But I never saw them winging
羽ばたいてるのを見たことが無かった
No I never saw them at all
全く見たことが無かった
Till there was you
あなたに出会うまでは
And there was music
この世は音楽に溢れ
And there were wonderful roses
美しい薔薇が咲き誇っている
They tell me
それらが私に教えてくれるの
In sweet fragrant meadows of dawn and dew
朝露が甘く香る草原の存在を
There was love all around
周りには愛が溢れていたけど
But I never heard it singing
私に歌声は聞こえなかった
No I never heard it at all
全く聞こえてなかった
Till there was you
あなたに出会うまでは
And there was music
この世は音楽に溢れ
And there were wonderful roses
美しい薔薇が咲き誇っている
They tell me
それらが私に教えてくれるの
In sweet fragrant meadows of dawn and dew
朝露が甘く香る草原の存在を
There was love all around
周りには愛が溢れていたけど
But I never heard it singing
私に歌声は聞こえなかった
No I never heard it at all
全く聞こえてなかった
Till there was you
あなたに出会うまでは
Till there was you
あなたに出会うまでは
どうですか?素敵な歌ですよね。
私はこの曲を聞くたびにある言葉が頭に浮かびます。
『私は盲目だった、だが今は見える』
この言葉、キリスト教徒の方はみんな知っていると思います。私はキリスト教徒ではありませんが、キリスト教系の学校に通っていたので知っています。ただ知っているだけです。この言葉を誰が言ったとかそういうことは忘れました。
気になる方は聖書を読んでください。「ヨハネによる福音書」第9章だったと思います。
それから、マイケルダグラス主演の映画「ゲーム」の冒頭にもこの言葉が出てきたような記憶があります。
仕事一筋の男(マイケルダグラス)の誕生日に、家族からゲームの招待状が届く。
その日から、男の身に数々の不幸が襲い掛かる。次第に追い詰められていく男はビルの屋上から飛び降りてしまう。ところが…
非常に面白い映画ですのでおすすめです。
以上、Till There Was Youの私流和訳でした。