ぁ―眠れない、1時半頃うとうとしたから布団に入ったら目がさえてきてもう5時になろうとしてる。
振り返ってみれば私は何かに本気で取り組んだことがない、学生時代は柔道をやっていたが闘争心がないし負けてもあんまり悔しくなかった。
監督にはお前悔しいか?と聞かれたことが何度かある。
その時はその場しのぎで「くやしいです!」というが、本心では何とも思っていなかった。
いや、悔しくないというより負けた現実に向き合うのが怖かったのかもしれない。
最悪なのがわざと負けたことが何回かある、私の学校は柔道の強豪校で練習も厳しかった、なので地区大会は余裕で優勝できてしまう。
次に待っているのが県大会なのだが、それに優勝してしまうと県の代表として国体強化選手に選ばれ合宿とか遠征とかで招集されるのだが、私はそれが死ぬほど嫌なのだ。
よく知らん奴らと共同生活するのがストレスでしかない。
人とかかわるのが苦手でものすごくエネルギーを使う、つまり放っておいてほしいのだ。
私みたいな人間結構いると思う。
だから適当なところでいつも負けていた。
闘争心はないが忍耐力はあると思ってる、だから練習にはついていけるし学校では一番強かった。
高校にも柔道の特待生で入った、理解されないかもしれないが柔道は好きなんです。
というより格闘技が好きだ。
だから社会人になってからキックボクシングとブラジリアン柔術のジムに通っていた。
その時は純粋に格闘技を楽しみながらできたので最高に楽しかった。
学生時代のやらされてる柔道とは違った、誰にも強制されることもなくのびのび練習できた。
キックボクシングジムの会長には、お前は強くなれるからできれば毎日練習に来い的なことを言われたが無視した。
柔術の先生〔ブラジル人〕には貴方はバーリトゥード【ブラジルで行われてるなんでもありの格闘技大会】のチャンピオンになる素質を持ってると言われたこともあった。
その時思った、もしかして俺格闘技の才能あんのかなって。
そいえば中学の時練習試合に行って相手の監督に呼ばれてなんだろうと思ったら、お前はいいもの持ってるから○○先生〔うちの監督〕のいうこと聞いて練習すれば日本一になれるよと言われたことがあった。
しかし、残念ながら私にはやる気とか闘争心がないのである!そしてそれが一番大事なのである。
今思えば監督が俺にだけやたらと厳しかったのは期待していたからなのかな。
地獄の合宿で私だけ休憩なしでやらされた時は参ったよ、それ逆効果だよ。
まぁ私は戦うメンタルを持っていなかったんですね、監督も放っておいてくれたら私ももう少しやる気になったかもしれないけど、そんなことわかりませんものね。
世の中には私みたいな人間もいるってことです。