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【実話】中国の宮殿

数年前知り合いの社長から聞いた話。

Y社長はもともと福島県の浜の方でホテルを経営していた人で、震災によってすべてを失い今は内陸の町に住んでいる。私の仕事の最初のお客さんで、それからずっと御ひいき頂いている。

震災当日Y社長は、津波から逃げ山に登って助かったらしいのだが、水が引いてから国道6号線を歩いて家に向かって歩いていると、暗闇の中から人間のうめき声や、「助けてくれ」という声が無数に聞こえてきたらしい。

Y社長は「待ってろよ、助け呼んでくるから」と答えながら帰ったそうだ。Y社長も一人じゃ何もできなかった。それ程に絶望的な状況だったらしい。

このY社長だが、震災の前の日に福島第一原発の吉田所長と酒を飲んでいたそうだ。体が大きくて誠実な人柄だったらしい。そしてY社長がいつも言っていたのは「あの人がいなかったら福島の人間はみんな死んでいた」だった。

政府は海水を入れて冷やすことを許さなかった(海水を入れてしまうともう二度と動かすことができなくなるため)が、吉田所長はそれを無視して海水を入れ続けた。それによって原発はあれ以上の爆発を起こさなかったのだ。

恐ろしいのは中央の人間。そこに暮らす人間の命より、原発が使えなくなることの方が問題だったということだ。それともただのバ〇なのか?

吉田所長がそうじゃなくて本当に良かった。

 

少し下世話な話になるが、原発事故による被災者への賠償金はとんでもない額に上る。特に向こうで商売をしていた人達にはすごい額のお金が払われた。

直接聞いたわけではないが、Y社長の愛人から聞いた話では数十億は貰ったらしい。ちなみに私は内陸の人間なので4万円を2回、計8万円。額は比較になりませんが一応もらえました。

別の知り合いの建設会社の社長は、今にも潰れそうな会社だったのですが、知り合いの政治家に仕事を貰って震災特需にあずかり、東京に韓国人の愛人が5人いると自慢していました。ただのアホです。

猪苗代湖で、千葉県から来ていた親子をボートで巻き込んで子供をバラバラにし、母親も両足切断するという痛ましい事故を起こして、何年も逃げていた男も震災長者です。SNSに有名人との写真を載せたり、お気に入りのキャバ嬢にカードを預けて好きなように使わせていたり、あの震災は多くの人間の人生を変えたんです。

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そんな震災長者の1人、Y社長の友人が中国で体験した話。Kさんと呼びましょう。

震災後二年ぐらいしてから、Kさんは中国に旅行に行ったそうです。何目的で行ったのかは分かりませんがどうせ碌なもんじゃないでしょう。中国のどこに行ったかは伏せておきます。

Kさんは用意されていたバスに乗り目的地へ向かった。バスの中には世界中のお金持ちが乗っていたらしい。そもそもそういう人しか行けないところに向かうのだ。

バスは市街地を離れどんどん山の方へ向かっていく。2時間くらい走ったろうか、何もない山の中を走っていたと思ったら、目の前に巨大な宮殿のような建物が現れたそうだ。

バスが止まり、目的地だと告げられる。入り口の巨大な扉が開くと、向こうから何かがこちらに向かってくる。近くに来て分かった、それは下半身のない人間だった。事故なのか、病気なのか、生まれつきなのか、それとも意図的にその身体にしたのか分からないが、男性と女性で二人とも下半身がない。しかも夫婦だったそうだ。

その夫婦は案内役で、その宮殿の中で行われている催し物の説明をしてくれたらしい。

ここまで書いておいて申し訳ないのですが、この話詳しいことは書けません。それぐらいの体験をKさんはしたみたいです。食事にしても、その宮殿で何が行われているのかも。

ただ皆さんが頭の中で想像できるようなことは余裕で体験したでしょうし、世界中の金持ちの欲望を満足させるための施設ですから、ありとあらゆる快楽が味わえるのでしょうね。

この話を聞いた後、Y社長はKさんに「お前も早くそういうところに行けるような人間になれよ」と言われたそうです。

やっぱり世の中金さえあれば何でもできるんですかね?