８回目の転職
地元福島に帰ってきた私は、友人の父親の紹介で食品会社に就職しました。正直もう食品会社で働くのは嫌だったのですが、紹介されたのものをむげに断るわけにはいかず面接だけは行きました。そしたら採用されちゃったんです。
その会社はカップラーメン、流動食、パックご飯、戦闘糧食を作っている会社で日本人なら誰でも知ってる会社です。家から車で20分、ガソリン代はもちろん、年一で歯磨きセット、薬セット。年末には鮭を1匹貰えるし、カップラーメンやパックご飯なども激安で買えました。
パックご飯なんて72食入って500円ですよ！もちろん規格外のものですが品質には問題ないので大助かりでした!(^^)!。毎年秋には大運動会があり、あるスタジアムを貸し切りで開催されるなど、さすが超大手だなぁと感心しました。ここまで書いたらどこの会社かバレるかも…
それからボーナスというものを貰ったのもこの会社が初めてで、私の中で都市伝説として処理されていたものが現実になりました(*'▽')
仕事内容
面接のときに「何がやりたい？」と聞かれたので「フォークリフトの免許を持っているのでそれが活かせるところがいいです」と言ったら物流仕入課に配属されました。
資材を受け入れたり、出来上がってきた製品を大型トラックに積み込む仕事です。私は数を数えて持っていくだけなのですが、運転手さんはそれを手積みしなくちゃならないので大変です。なんせ2時間ぐらいかかりますから。夏には倒れる運転手もいました。
多い時で1日40台のトラックに積み込みます。一度に積み込める台数はせいぜい7台なので単純計算で大体12時間かかるわけです。しかも積み込みが始まるのが資材を受け入れた後ですから早くても午前10時。ですから残業は結構ありました。
しかし半導体の会社で1日１８時間とか働いていた私は何とも思いませんでした。ただ辛かったのが寒さです。外仕事なので冬は寒くてたまりません。リフトに乗っていると体を動かさないので余計寒くて、手足の感覚は無くなるし寒すぎて眠くなるしで、それだけは大変でしたね。
あと休みはあまりありませんでした。忙しすぎて土日も仕事だし一ヶ月ぶっ通しで仕事した時もあります。その分稼げましたが(≧▽≦)
人間関係はあまり良いとは言えませんでしたが、仕事の性質上絡むのは運転手さんがほとんどだったのでなんとかなってました。でも入ったばかりのころ、新人の私一人置いて全員帰ってた時は頭に来ましたね。
まだ入って間もない人間が最後のトラックを担当しているのにそれを放って帰ったわけですから、しかも最後の片付けもせず全員。当然私も片付けないで帰りました。諸先輩方が私の見本ですから、私も先輩方に倣ってやりっぱなしで帰りました(/ω＼)
次の日の朝礼の時何か言われたら言い返してやろうと思っていたのですが、みんな後ろめたいのか何なのか何も言ってきませんでした。私としては拍子抜けです。せっかく言いたいこと言ってやろうと思っていたのに…
わが社にも外注の波が
その会社で働きだして９年が過ぎた頃、私が所属している物流部門を外部に委託する事が決まりました。非常にがっかりしましたが会社が決めたことなのでどうにもならず受け入れるしかありません。
他の部署に異動することになればまた一から仕事を覚えなおしです。ほかの同僚は辞めると言ってました。私はまだどうするか決めていませんでしたがもし辞めるとしたら次は自分で何かやろうと決めていました。
違う会社で働くならこの会社に残って別の部署の仕事を一から学んだほうがいいですし、８回も転職してきた私には、どこの会社に行っても結局は同じだということが分かっていました。雇われの身でいるうちは同じなんです。
でも勘違いしないでください。雇われているということは守られているということです。社会的な信用も生まれますし、何より安定します。ちゃんと会社に行っていれば毎月決まった日に給料がもらえるんです。当たり前だろ！と思うかもしれませんが、今の私にはすごいことだと思えます。
話はそれましたが、いろいろ考えた結果辞めることにしました。
９回目の転職先は自分が立ち上げた会社です。かなり勇気のいることでしたが「どうせﾀﾋぬまでの暇つぶし」チャレンジしてみようと。この世でいかに経験を積むか、それだけが私の真理です。
今現在7年目。流行り病の影響も少しはありましたがボチボチやってます。これからどうなるかはわかりませんが、また何か変化が有ったらブログに書きますのでお楽しみに！
まとめ
長々と私の転職遍歴を書いてきましたが、本当に碌なもんじゃないですよね(>_<)。所謂ダメ人間というやつです。しかし卑屈にはなってませんよ。毎日それなりに楽しいですから。
何より生きていられることに感謝してます。私は運がいいんでしょうね。今では世の中が色付きで見えるようになり、灰色の世界は卒業できました。
このシリーズの最初の記事に書きましたが、世の中にはこんなダメな人間もいるんだと笑ってください。こんな人間でも生きてこれたんだからあなたも大丈夫！笑っていればきっと誰かが助けてくれますよ!(^^)!
他の記事はこちら⇩
