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カリスマ転職と呼ばれて(1社目)

私は今まで9回転職しています。そのせいで友達から『カリスマ転職』というあだ名を付けられたこともあります(/ω\)。短いところで1年、長いところで9年務めてきて今は自営業です。とても褒められたことではないですが、今現在なんとか生きられていることに感謝しつつ、44歳人生の折り返し地点を過ぎた自分の今までを振り返ってみようかなと思います。

26年前の話から始まるので記憶が曖昧なところもあると思いますがそこはご了承ください。それから、恥ずかしいことや情けないことも包み隠さず書いていきますので「こんな人間もいるんだ」と笑ってください。


最初の就職

高校卒業後就職したのは、某アイスクリームメーカー、商品名は書けませんが日本人なら誰でも知ってる会社です。アイスクリームメーカーだから当然なのですが、夏は2,3週間休みなしで働くなんて当たり前、工場は24時間稼働、涼しいところで仕事できるのはありがたいのですが、逆に温度差で体調を崩す人もいました。

当時その会社には『リフレッシュ休暇』という制度があり、記憶は定かじゃないですが10日ぐらいの自由に使える休みがもらえたんです(実際は自由に使えない)。もちろん忙しい夏は使えないので、1月~3月の間に一気に使わされるのが現実でした。

用事もないのに無理やり取らされる休みというのはなかなか厳しいもので、家にいても暇だからずっとスノーボードやってましたね(^^)。朝一からスキー場に行って夕方帰ってくる。平日付き合ってくれるような暇な友達もいないので、ずっと一人で滑ってました(>_<)

人間関係は可もなく不可もなく。嫌な先輩もいるし、いい先輩もいる。上司もそんな感じで私の直属の上司や先輩は悪い人たちではなかったです(いい感じに癖のある人はいましたが…)。

私の仕事は氷を砕く機会のオペレーターで、機長という役職をもらっていましたが、手当てがつくわけではないし、そもそもそこの担当は私一人なので機長もなにもないもんです(笑)。

誕生日には直径30センチのケーキを1ホールもらえたし、業務用のアイスクリームを腹壊すくらい食べられたのは最高でした!(^^)!


退職に至るまで

ボーナスは無し、これは驚きませんでした。なぜなら世の中不景気、ボーナスなんて都市伝説ぐらいに思ってましたから。なんせ我々は「ロストジェネレーション」世代、社会に希望なんて持てなかったんです。

でもまぁまだ一年目だし来年からは幾らか貰えるだろうと思って期待してたのですが二年目も無し。このころから少しずつ次何やろうか考えだしました。もう会社から与えられる時代じゃないんだ、だったら自由に生きてやろうと。(この辺が私の考えの甘いところですが)

そんなとき、上司から『フォークリフトの免許』を取得してくれと言われました。割と簡単に取れるし、免許を持ってると会社から月に5000円手当てがつくからと。当時はまだ免許を持っていない人でも、敷地内であれば平気で運転していたのですが、何かあった時のことを考えると免許を取らせたほうがいいと判断したのでしょう。

無事免許を取って給料日に明細を見たら手当てがついていません。この時点で事情は察したのですが、一応上司に聞いてみました。「手当てがついていないんですけどこれはどうしてですか?」

上司の答えは「ホントに?じゃあ不景気だから手当なしになったんだなぁ」みたいな感じでした。まぁそんなことだろうと思ってましたが・・・

そんなこんなで二年目の冬、会社を辞める決心をします。これといった理由はないですが、給料、仕事内容、やりがい、人間関係。これら複合的なもので決めたのでしょう。

やめる一月前に上司に告げて、それから毎日のように「辞めるな」と説得が始まります。ある時は会議室で常務と二人きりで、またある時は少しお高い割烹料理の店に連れていかれて、今まで見たこともないような料理を食べながら2,3時間説得されましたが私は折れませんでした。

ここ1,2年で知ったのですが、今は会社を辞める時の手続きを代行してくれる業者がいるらしいですね。たしかに辞める時ってめんどくさいですもんね。まず上司に辞める旨を報告することが嫌だし、いちいち説得されるのもダルい。

それらを乗り越た後、有休消化して最後に「お世話になりました」と挨拶に行く。本当にストレスですよね。それらの非常にストレスのかかる手続きをすべて代行してくれるなんて最高というか世も末というか、それを商売にしようと考えた人は賢いと思いますよ。目の付け所が凄い。

私が若いころはそんな業者はいませんでしたが、いたら頼んでたかも(笑)。

次に就職したのは家からすぐ近くのCD-ROMの工場。しかし、その会社で調子に乗りすぎた私は解雇されてしまいます。

詳しくは次の記事で。

 

 

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