こんにちは。今回は、気道の詰まりに悩む方におすすめの呼吸機器について、お話ししたいと思います。
気道の詰まりとは、喉や気管支などの気道が炎症や粘液などで狭くなり、呼吸が困難になる状態です。
気道の詰まりは、アレルギー性鼻炎や喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器病の症状として現れることが多く、日常生活に大きな影響を及ぼします。そこで、気道の詰まりを取り除き、呼吸を楽にするために役立つ呼吸機器をご紹介します。
呼吸機器は、医師の指示や処方に従って使用することで、気道の詰まりを改善し、呼吸器病の治療や予防に効果的です。それでは、早速見ていきましょう。
気道詰まりの原因
気道の詰まりとは、呼吸をする際に気道が狭くなったり、異物が入ったりして、空気の流れが妨げられる状態のことです。気道の詰まりには様々な原因がありますが、主なものは以下の通りです。
- アレルギー反応:花粉症やぜんそくなどのアレルギー性疾患では、気道に炎症が起こり、粘液が分泌されます。これによって気道が狭くなり、呼吸困難や咳などの症状が出ます。
- 感染症:風邪やインフルエンザなどの感染症では、ウイルスや細菌が気道に侵入し、喉や気管支を刺激します。これによって喉の腫れや痛み、咳や痰などの症状が出ます。
- 異物:食べ物や小さな物体などが誤って気道に入ると、窒息の危険があります。特に小さな子供は、おもちゃやコインなどを口に入れてしまうことがあります。異物が気道に入ると、咳き込んだり、呼吸困難で青ざめたりすることがあります。
- 腫瘍:気管や気管支に腫瘍ができると、気道を圧迫して呼吸を妨げることがあります。腫瘍は良性でも悪性でも起こり得ます。腫瘍が気道に影響すると、咳や喀血、呼吸困難などの症状が出ます。
気道の詰まりは重篤な場合には命に関わることもあります。そのため、呼吸に異常を感じたら、早めに医師に相談することが大切です。
気道詰まりの予防策
気道詰まりを未然に防ぐためには、以下のようなことに気を付けましょう。
- 食べ物は小さく切って食べやすくする
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 食べ始める時などにお茶や汁物を摂るようにする
- 食事中は話さない、笑わない
- 正しい姿勢で食べる
- 飲み込みにくい食べ物(お餅、こんにゃく、キャラメルなど)は避ける
- 飲み込む力を維持するために口腔体操を行う
上記の他に、呼吸機器を使って肺気量(肺活量)を増加させる方法もあります。おすすめはこちら⇩
気道詰まりの対処法
もしも喉に食べ物や異物が詰まった場合は、以下のような対処法を行います。
咳をすることができる場合
咳をすることができる場合は、気道が完全に閉塞していないということです。強い咳を続けることで、詰まったものを吐き出す可能性があります。周囲の人は咳を続けるように指示して励ましてください。
咳をすることができない場合
咳をすることができない場合は、気道が完全に閉塞してしまった可能性があります。この場合は、すぐに119番通報をして救急車を呼んでください。その後、背部叩打法や腹部突き上げ法を行ってください。
背部叩打法
背部叩打法とは、窒息した人の頭を胸よりも低い位置にし、肩甲骨の間を叩く方法です。叩く手は手首に近いところを使います。窒息した人の口からのどに詰まったものが出てくるかどうか見ながら、5回ほど叩きます。
腹部突き上げ法
腹部突き上げ法とは、窒息した人の後ろに回り、背後から手を回してへその位置を確認し、握りこぶしを作ってお腹にあてがい、一気に上方へ引き上げる方法です。これは、空気鉄砲のように肺の中の空気を利用してのどに詰まったものを吐き出す方法です。物が出てくるまで5回ほど繰り返します。
※妊婦や高度な肥満者、1歳未満の乳児には腹部突き上げ法は行わないでください。
意識を失ってしまった場合
意識を失ってしまった場合は、心肺蘇生法を行ってください。心肺蘇生法とは、胸骨圧迫と人工呼吸を交互に行う方法です。
胸骨圧迫は、窒息した人の胸の真ん中に手のひらを重ねて押すことで、心臓のポンプ機能を代行する方法です。人工呼吸は、窒息した人の鼻をつまんで口から息を吹き込むことで、肺の呼吸機能を代行する方法です。
気道詰まりは窒息の原因になり、重大な事故につながる場合もあります。特に高齢者や乳幼児は気道詰まりに注意が必要です。日ごろから予防策を心がけるとともに、いざというときのために対処法を覚えておいてください。