登録販売者とは
こんにちは。あなたは登録販売者資格というものをご存知でしょうか？
登録販売者とは、一般用医薬品（市販薬）の販売に必要な専門資格です。2009年の改正薬事法により誕生した資格で、第2類医薬品と第3類医薬品を販売することができます。
これらの医薬品は、風邪薬や鎮痛剤など、自分で選択・購入できるものですが、副作用や相互作用のリスクもあります。そのため、登録販売者は、医薬品の特性や作用、適正使用や安全対策などに関する知識を持ち、購入者に適切な情報提供やアドバイスを行う必要があります。
登録販売者は主にドラッグストアや調剤薬局で働きますが、スーパーやホームセンターなどの小売店でも医薬品を取り扱うことが増えています。
そのため、登録販売者に対する需要は高く、制度開始から2022年3月末までに延べ33万人以上の方が登録販売者試験に合格しています。登録販売者は医薬品の専門家として、自己判断で治療するセルフメディケーションの普及にも貢献しています。
登録販売者になるメリット
受験資格に制限がなく、誰でもチャレンジできる
登録販売者試験は年齢や性別、学歴や経歴に関係なく受験できます 。また、試験の難易度も比較的低く、合格率は約50%程度です。登録販売者は誰でも目指せる資格です。
収入が上がりやすい
登録販売者の資格を持っていると、資格手当が支給されるケースが多く、年間で6～12万円の収入アップが見込めます 。また、時給も高くなる場合があり、資格なしで働くよりも収入額は大きく変わってくる可能性があります。さらに、昇進や独立開業も目指せば、年収450万円以上や600万円以上を稼ぐことも可能です。
就職・転職しやすくなる
登録販売者の需要は高く、薬局やドラッグストアだけでなく、スーパーやコンビニなどでも働けます。また、製薬会社やエステサロンなど他業界でも活躍できる場合があります。登録販売者の資格があれば、就職・転職において有利になる可能性があります。
全国どこでも仕事が見つかりやすい
登録販売者は全国各地にある薬局やドラッグストア、スーパーやコンビニなどで働けます。引っ越しをした場合でも資格があれば就職先に困ることはないでしょう。また、自分の希望する地域や時間帯で働くことも可能です。
ライフスタイルに合わせた働き方もしやすい
登録販売者は正社員だけでなく、パートや派遣といった働き方もあります。パートであれば時短で働きながら家事や育児と両立することもできます。また、出産や育児などで一度仕事を離れても、資格を活かして再度働くことができます。
成長業界のため、安定して長く働ける
登録販売者は医療関係の仕事であり、少子高齢化が進む日本では有望な成長市場です。セルフメディケーションの推進やインターネット販売の拡大などにより、今後も需要は拡大していくと予想されます。仕事が無くなる心配も少なく、安定して長く働けます。
社会的信用がある
登録販売者は国が定めた資格であり、社会的信用にそのまま繋がります。信用のある仕事に就くことで家族に安心してもらうこともできますし、住宅ローンの審査なども有利に進めることができるでしょう。
知識を活かして自身や家族の健康のために使える
登録販売者の資格を取ることで医薬品に対する知識を蓄えることが可能です。自分の健康管理だけでなく子どもや親など家族の健康にも寄与することもできますし、介護の場面でも知識が活かしやすく自分や家族の健康を守るために役立つでしょう。
登録販売者資格はどうすれば取れる？
登録販売者になるには、都道府県が実施する登録販売者試験に合格し、販売従事登録を受ける必要があります。
登録販売者試験は年に一回、8月下旬から12月上旬にかけて実施されます。都道府県によって試験日と申し込み期日が異なるので自分が住んでいる都道府県のホームページなどで確認してください。出願資格はありません。
試験は次の5つの分野から合計120問出題されます。
- 医薬品に共通する特性と基本的な知識（20問）
- 人体の働きと医薬品（20問）
- 主な医薬品とその作用（40問）
- 薬事関連法規・制度（20問）
- 医薬品の適正使用・安全対策（20問）
試験はマークシート方式で、全体の正答率が70％以上、各分野の正答率が35％以上または40％以上（都道府県によって異なる）で合格となります。
登録販売者になった後は、都道府県知事に登録を申請し、登録証を受け取る必要があります。
登録販売者試験の勉強方法
登録販売者試験は医薬品に関する幅広い知識を問われるため、効率的な勉強方法が重要です。以下におすすめの勉強方法を紹介します。
過去問題を解く
過去問題を解くことで、出題傾向や自分の苦手分野を把握できます。また、実際の試験時間や難易度に慣れることもできます。過去問題は各都道府県の公式ページや参考書などで入手できます。
参考書やテキストを読む
参考書やテキストを読むことで、医薬品に関する基礎知識や法規制などを学べます。参考書やテキストは多数出版されていますが、最新版や信頼性の高いものを選ぶようにしましょう。こちらもおすすめです。
オンライン講座や通信教育を利用する
オンライン講座や通信教育を利用することで、プロの講師から指導を受けたり、模擬試験や添削サービスなどを利用できます。オンライン講座や通信教育は有料ですが、効果的な学習ができるというメリットがあります。おすすめはこちら⇩
登録販売者・3日間集中合格法※全国平均合格率が50％以下の試験を、知識のある方は3日間、知識のない方でも試験1ヶ月前からの勉強で合格を目指せる勉強法。過去6年間（全8〜9エリア）で出題された問題の回数を集計し、自分が受験するエリアの傾向が一目でわかる。自分の受験するエリアの出題傾向が一目でわかるように作られた教材で勉強することで、 無駄な勉強時間を省き、知識のない方でも1ヶ月の勉強で合格を目指せる、他にはない教材です。
定期的に復習する
定期的に復習することで、記憶を定着させることができます。復習する際は、過去問題や参考書などを使って自己チェックしましょう。また、暗記カードや音声教材などを活用して空き時間に学習することもおすすめです。
登録販売者は、医薬品の専門家として、消費者の健康や安全を守る重要な役割を担っています。登録販売者に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
